・重力に逆らう力を抜く

ゴルフスイングは色んな物理現象が重なってスイングスピードを得ますが、その中の一つの要素として重力を使った運動があります。

立っているとすれば、身体は重力に逆らっているから立っている訳で、重力に逆らう力を抜けば、自然落下で地面に叩きつけられます。

この力を上手く利用することでスイングスピードを上げることが可能です。

・切り返し時に膝、股関節を抜く

距離の出る選手の身体の使い方を見ると、切り返しのところで重力を使って身体を一瞬沈める動きが入ります。

これは、下に向かおうとしているのではなく、膝と股関節の力を一瞬抜くことによって、自然落下をしているのです。

この自然落下の力をクラブに伝えて加速度を生んでいます。

・回転ジャンプ

ゴルフの身体の使い方は、限りなく「回転しながらジャンプする」に近い下半身の動きです。

ジャンプは、下から飛ぶのではなく、立った状態から一瞬力を抜いて身体を自然落下させ、その反動で飛びます。

ゴルフスイングにおいても同じことが言えます。

少しヒントとして練習に取り組んでみてはいかがでしょうか?



縦書き文書.001
書籍版ゴルフスイング物理学