地面反力を使ったゴルフスイング

地面反力をチェストローテーションに変換する

ロリーマキロイ選手、松山英樹選手、タイガーウッズ選手など、一流選手に共通する使い方

左足で地面を上から踏む。右足で地面を斜めに踏む。その反作用の力は、骨盤を強く回旋させる力になります。

骨盤の回旋の方向は、左サイドを上方に引き上げる方向となります。

その力は胸郭(肋骨)と骨盤をつなぐ腹斜筋群を伸張させる力となり、トップで伸ばされていた右の腹斜筋がさらに伸張され、その後切り返しで急速に収縮します。(伸張反射)

胸郭(肋骨)の回旋 ※以下「チェストローテーション」がこれによって強く行われます。

ダウンの時には胸が下を向いていて、左サイドが上方へ、右サイドが下方へ動くことにより、腕は水平ではなく縦方向に動いていきます。

これがいわゆる「縦振り」と呼ばれる動作になるのですが、腕が縦振りだからと言ってシャフトが縦に動くわけではありません。

トップでシャフトを水平に、背中の方向に寝かしておくことで、腕を縦に下ろしてもヘッドは下ではなく前に出ていき、腕が通るプレーンよりも水平のプレーンを描きます。

上半身の使い方と下半身の使い方がマッチして初めてこれらの動作が一致してくるので、単に地面反力を使った下半身の動作を取り入れるだけではうまくいきません。

全体の動きを総合的に理解しながら改善していくことが大切なのです。

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縦書き文書.001
書籍版ゴルフスイング物理学