飛ばしのコツを知っている?

よくゴルフに行くと、

いやー、小澤くん飛ぶねー。スポーツは他に何やってた?

あ、野球です。

そりゃ飛ぶよね、野球やってる人は飛ばしのコツを知ってるよね。

という会話になります。

確かに、ゴルフクラブを初めて握った中学生のときに、250ヤードはキャリーで飛ばせたと思います。

99%スライスでしたが笑

しかし、初めて握った訳ですから、ゴルフでの飛ばしのコツも知らなければ、野球でも理論的に何か飛ばしについて考えたこともありません。

僕はもっとシンプルなものだと思います。

人生で全力で棒を振った数

(※人生を棒に振った数、ではありません。)

野球をやっていた人ならみんな気づいていますが、はっきり言ってバットを振ってきた数は尋常じゃありません。

中学生のときには硬式野球でしたから、すでに900gくらいのバットを試合で使って、1.2kgくらいのバットを毎日300回くらい振ってました。

ホームランを打てるまで振り続けました。3年生のときに55kgくらいの体重で初めて球場でホームランを打ちました。

それほどの努力をしてきていますから、棒を振る力で負ける訳がないのです。

コツも大事ですが、まず振りましょう

散々理論について書いていますが、最後は振る力です。

効率的なスイングも、振るための筋力がなければできません。

何をやっても飛ばないと嘆いている方、とりあえず毎日100回、全力で硬式のバットを振ってみてください。

野球をやっていた人が何故飛距離が出るのか、理解できるはずです。

そしてそれほど飛距離を伸ばす努力をしていなかった、ということにも同時に気づくはずです。

最も重要なメンタルトレーニングに

今のご時世、科学はどんどん発達していますが、理論の前に根性も必要です。

根性なしに筋力はつきません。

肉体的限界を超えなければ筋力は向上せず、たいていの場合は肉体的限界の前に、精神的限界で辞めてしまうからです。

これだけで、まず基礎となる「実行する」というメンタルは鍛えられるはずです。

それなしにメンタルトレーニングをしても無駄だと僕は思います。

身体は正直ですから、肉体を精神が凌駕すれば必ず鍛えられます。

だからトレーニングは、「〜を〜回やれば効果が出る」ではなく、「効果が出るまでやる」が正解なのです。

参考までに…



縦書き文書.001
書籍版ゴルフスイング物理学