ゴルフのレッスン書などを見ていると、「タメ」や「乗せる」といった抽象的なワードが飛び交っていますが、これを理解できる方は果たして存在するのだろうか…

というところからゴルフスイング物理学を考え始めました。

僕の役割は「具体化」にあると考えています。

抽象的な言葉をどれだけ分解して具体化するかというところです。

例えば「テイクバックは右の股関節に乗せる」という、謎な動きを具体化するなら、

・骨盤を前傾角度を保ったままその場で回転させる。

・そのためには股関節の屈曲、そして水平内転という動きがスムーズに出来なければならず、お尻の筋肉が硬かったり、腸腰筋や内転筋が弱いとうまく出来ない

・結果やるべきことは、臀筋群のストレッチ、筋膜リリース、そして腸腰筋、内転筋のトレーニングを行うことである

という具合に、何をすれば動作が改善されるのかというところまで具体化して提案出来なければ意味がないのです。

動作のクセの80%は身体の調整で改善できます。

残り20%くらいは練習場で意識して改善出来ます。

つまり、練習場での動作改善より、ストレッチやトレーニングが出来る環境で動作改善をすることの方が重要度が高いと考えています。

もしどうしても動作が直らない、という方がいらっしゃいましたら、一度ご相談ください。

このくらいのことはLINE動画でも可能な範囲です。



縦書き文書.001
書籍版ゴルフスイング物理学