スコアを落とさないと上達は出来ない

レッスンを受けた次の日、自分でスイングを変えた次の日、またはそこから数週間というのは、スコアが落ちるのが当たり前だという認識をしていないとゴルフは上達しません。

ゴルフというのは帳尻合わせのスポーツ。

例えば身体が開き気味であっても、その分手首の使い方でフェースをコントロールしてフェードを打つということが毎回出来れば、それなりにスコアをまとめることは出来ます。

そこで理想を求めて身体の開きを修正すると、今まで帳尻合わせのためにやっていた手首の使い方が邪魔になり、チーピンなどが出始める。

今度は手首の使い方を修正する。

ようやく適当なショットが出始める。

そのスイングが2〜3ヶ月経って無意識動作に変わる。

やっと良いスイングが身につく。

その位のスパン、そして一ヶ所直せば他を修正するまでボールは真っ直ぐ飛ばないという前提でスイング改善に励まなければなりません。

初心者のうちにスコアがどんどん上がるののは、帳尻合わせが出来ていないスイングなら直せば直すほど良くなるからです。

つまり、何かをトライして、翌日スコアが落ちたからすぐ辞める、というのは勿体無いこと。

ただ、間違ったことをやってもスコアはもちろん落ちますから、その見極めが大事ですね。



縦書き文書.001
書籍版ゴルフスイング物理学