スコアを上げるために、ゴルフの上達のために、ゴルファーが何をしていかなければならないかということの一つの解として、「理想動作の自動化」という言葉に着地点を置きたいと思います。

理想的な動作によってクラブの入射角、フェース角などが調整された時がナイスショットとなる訳ですが、このナイスショットの動作がどれだけ無意識の中で行えるかということが、再現性の高さと言って良いのではないでしょうか。

「始動というきっかけを得て、クラブが正しいトップの位置へ身体を導いてくれる。」

「正しいトップの位置へ、意識的に手を使って上げる」

前者の方が何度でも正しい位置を得ることができます。

意識的に動かすということは、そこに少なからず力みが生じること。有意識下での動作はスピードが落ちてしまうこと。

無意識で理想的な運動が出来るようになるために、何をしなければいけないか。

これを理解して練習することが上達のために必要なことではないでしょうか。



縦書き文書.001
書籍版ゴルフスイング物理学